府中みどり園では、介護実習や社会福祉士の実習の受け入れを実習委員会を中心に行っています。後継者の育成として、実習を受けることは介護福祉士、社会福祉士の私たちの使命だと思っています。
実習委員会は、介護福祉士で養成校を卒業したスタッフで構成されています。月に1回委員会を開催し、学生の状況、実習の進度を確認しながら、個別の学生の実習の支援に力を入れています。
実習で大切にしていることは、学生はスタッフとして働きに来ているわけでなく、学びにきているということです。
これは当たり前のことですが、案外、忘れられがちのことでもあります。
学ぶための個別の目標を支援し、これらをスタッフと共有し、後継者を育成していくことを現場のスタッフと一緒に行っています。
内部の勉強会があれば、学生にも声をかけています。
また、入居者様の外出支援が多いので、それらにも一緒に参加してもらっています。
カンファレンスや認知症カフェなどにも学生の時間が許す範囲で参加してもらい、施設を様々な角度から見てもらい、楽しみながら実習に参加してもらっています。
学生が実習中に担当入居者様の介護計画を立案しますが、立案した介護計画を学生が発表する場を設けています。
自分の考えを人に伝え、根拠のある介護について考える場として、看護師、栄養士、相談員、介護スタッフといった専門職から意見をもらい、実習の最後を迎えます。
「介護福祉士・社会福祉士のたまごたち」という通信を実習指導者が作成し、養成校と現場の学
生たちの実習を繋いでいます。
実習生通信「介護福祉士・社会福祉士のたまごたち」(PDFファイルが開きます)
ボランティアのお願いなどを常に養成校に発信しています。
介護福祉士の実習を終えて…
実習を終えた実習生が実習期間を振り返り、今後府中みどり園で実習をされる実習生に向けて書かれた言葉です。
今日で実習が終わります。
僕は府中みどり園で『距離感』というものを学びました。最初から入居者さんに心は許してもらえないので、ゆっくりゆっくり時間を掛けて距離を縮めていくと、物凄く色々なことが分かるかもしれません。
また、このアットホームな雰囲気も中々味わうことがないし、職員さんも優しいのでゆっくり頑張って下さい。
短い間でしたが、ありがとうございました。
もう少しで実習が終わります。
最初のころは『3週間か、長いな~』と正直思っていました。しかし、ここまで来て思うのは『あっという間過ぎて、もっと時間が欲しい』ということです。
今回の実習はケアプランを立て、それを実施するところまでが課題となっていました。対象者さんを選ばせて頂き、アセスメントを行ったのですが期間が短すぎると思うようになりました。本当はもっと長いスパンでアセスメントを行いケアプランを立てるのだと思います。可能な時間でアセスメントを行いケアプランを立て実施させて頂きましたが、拙いケアプランだと思っています。
これから実習をされる方、時間は有限です。分からないことがあれば職員の方に聞き、有意義なものに して下さい。そして、何より実習を楽しんでください。